いつも明るく楽しいお話をして下さる利用者様のAさん。
Aさんの幼少期はどんな女の子だったのかふと気になり尋ねてみました。
活発な明るい女の子だったのかなと思っていたのですが返ってきた答えは意外な答えでした。
「私は小学校3年生ぐらいまでは授業中も手を挙げれないぐらい引っ込み思案な子供やったんよ」
とても大人しい子供だったそうですが、近所に住む大学生のお兄さんが子供達を集めて色々話をしてくれた事がAさんのその後を大きく変えたそうです。
戦前で、今みたいにテレビもネットもない時代にお兄さんの話はとても新鮮で驚く事の連続だったそうです。
小学生ながらに「このままじゃだめだ」と思われ、それからは本をたくさん読み、人とたくさん話をし、引っ込み思案な性格から脱却されたそうです。
「お兄ちゃんの話しがほんまにおもしろかったんよ」その当時の事を想い出されながら話しているAさんの表情はとても活き活きとされていました。
利用者様の人生の軌跡を知れる事がこの仕事の醍醐味でもあります♩